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Conference Paper: Moodleを使った自己評価ツールの構築

TitleMoodleを使った自己評価ツールの構築
Authors
KeywordsMoodle
自己評価
自律学習
スタンダーズ
Can-do Statements
Issue Date2014
PublisherThe Japanese Studies Association of Australia (JSAA).
Citation
Joint conference for the International Conference on Japanese Language Education (ICJLE 2014) and the National Symposium: Japanese Language Education, Sydney, Australia, 10-12 July 2014 How to Cite?
Abstract近年日本語教育においては学習者・学習環境の多様化に伴い、学習・指導・評価の指標として言語スタンダーズが様々な機関で開発されてきた。香港大学日本語プログラムでは2007年からHKU日本語スタンダーズの構築に着手し、これまで毎年の見直し・改訂を経て今日に至っている。_x000D_ HKU日本語スタンダーズは香港大学必修日本語コース8レベルにおいて、<読む><書く><聞く><話す><聞く・話す>の5技能の「行動目標」「スキル」「学習項目」「テーマ・活動」「指導法」「評価法」を記述化したものである。開発当初は主に教師のシラバス作成・指導・評価の指標として活用されていたが、学生に対してもHKU日本語スタンダーズの指標を提示し、学生自らの日本語能力とその成長過程に対する認識を促す取り組みが現在なされている。その一環として、当プログラム全教員が参加するプロジェクトとしてMoodleを使った自己評価ツールを構築中である。_x000D_ この自己評価ツールはHKU日本語スタンダーズの5技能8レベルに準拠し、合計40の技能について1)チェックリスト2)サンプル3)タスク4)練習の4つの項目で構成されている。1)ではHKU日本語スタンダーズの行動目標とスキルを学生にわかりやすくCan-do Statementsで記述し、そのレベルのその技能で何ができるようになるのかを確認する。2)にはそのレベルで最終的に目標とすべき産出例がアップロードされており、実際の読解文、作文例、聴解音声ファイル、会話・口頭発表例などが見たり聞いたりできるようになっている。そして学生は3)のタスクを行い、目標到達度をセルフチェックの記述に沿って自己評価する。さらにその自己評価を踏まえ4)でできない部分を強化するための練習(remedial exercise)を行うという自律学習支援ツールにもなっている。_x000D_ プロジェクトの現状としてはテストラン、学生モニターによるアンケート分析を経てコンテンツの調整作業を行っており、9月からの新年度開始に合わせて実用化の予定である。日本語スタンダーズを積極的な形で学生の学習プロセスに活用し、自己評価ツールの運用を通して日本語学習への満足度と自律学習の動機を高める新しい試みである。
DescriptionContributed papers session 6 口頭発表 6 - Stream: Self-reflection(自己評価): B
Persistent Identifierhttp://hdl.handle.net/10722/252849

 

DC FieldValueLanguage
dc.contributor.authorYorozu, M-
dc.date.accessioned2018-05-08T06:07:18Z-
dc.date.available2018-05-08T06:07:18Z-
dc.date.issued2014-
dc.identifier.citationJoint conference for the International Conference on Japanese Language Education (ICJLE 2014) and the National Symposium: Japanese Language Education, Sydney, Australia, 10-12 July 2014-
dc.identifier.urihttp://hdl.handle.net/10722/252849-
dc.descriptionContributed papers session 6 口頭発表 6 - Stream: Self-reflection(自己評価): B-
dc.description.abstract近年日本語教育においては学習者・学習環境の多様化に伴い、学習・指導・評価の指標として言語スタンダーズが様々な機関で開発されてきた。香港大学日本語プログラムでは2007年からHKU日本語スタンダーズの構築に着手し、これまで毎年の見直し・改訂を経て今日に至っている。_x000D_ HKU日本語スタンダーズは香港大学必修日本語コース8レベルにおいて、<読む><書く><聞く><話す><聞く・話す>の5技能の「行動目標」「スキル」「学習項目」「テーマ・活動」「指導法」「評価法」を記述化したものである。開発当初は主に教師のシラバス作成・指導・評価の指標として活用されていたが、学生に対してもHKU日本語スタンダーズの指標を提示し、学生自らの日本語能力とその成長過程に対する認識を促す取り組みが現在なされている。その一環として、当プログラム全教員が参加するプロジェクトとしてMoodleを使った自己評価ツールを構築中である。_x000D_ この自己評価ツールはHKU日本語スタンダーズの5技能8レベルに準拠し、合計40の技能について1)チェックリスト2)サンプル3)タスク4)練習の4つの項目で構成されている。1)ではHKU日本語スタンダーズの行動目標とスキルを学生にわかりやすくCan-do Statementsで記述し、そのレベルのその技能で何ができるようになるのかを確認する。2)にはそのレベルで最終的に目標とすべき産出例がアップロードされており、実際の読解文、作文例、聴解音声ファイル、会話・口頭発表例などが見たり聞いたりできるようになっている。そして学生は3)のタスクを行い、目標到達度をセルフチェックの記述に沿って自己評価する。さらにその自己評価を踏まえ4)でできない部分を強化するための練習(remedial exercise)を行うという自律学習支援ツールにもなっている。_x000D_ プロジェクトの現状としてはテストラン、学生モニターによるアンケート分析を経てコンテンツの調整作業を行っており、9月からの新年度開始に合わせて実用化の予定である。日本語スタンダーズを積極的な形で学生の学習プロセスに活用し、自己評価ツールの運用を通して日本語学習への満足度と自律学習の動機を高める新しい試みである。-
dc.languagejpn-
dc.publisherThe Japanese Studies Association of Australia (JSAA).-
dc.relation.ispartofJoint conference for the International Conference on Japanese Language Education (ICJLE) and the National Symposium: Japanese Language Education = シドニーにて2014年日本語教育国際研究大会を全豪日本語教育シンポジウム-
dc.subjectMoodle-
dc.subject自己評価-
dc.subject自律学習-
dc.subjectスタンダーズ-
dc.subjectCan-do Statements-
dc.titleMoodleを使った自己評価ツールの構築-
dc.typeConference_Paper-
dc.identifier.emailYorozu, M: myorozu@hku.hk-
dc.identifier.hkuros244459-
dc.publisher.placeSydney, Australia-

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